え〜、わたくし文章を書くのは他の方に比べてかなり下手くそでして、
そこで代変案としてちょっとしたソフトを毎回作成し公開していこうかと思っています。
また、ここで紹介してるソフトについてのご意見は大歓迎です。
今回作成しましたのは適当XML_α版っていう本当に適当なソフトです(笑
いったい何のためにこんなソフトを作ったかと言いますと、
ここ最近熊本県は「熊本県 CALS/EC 展開アクションプログラム(仮称)」に基づき、
電子納品試行事業が始まっています。
電子納品に各レベルがあると言うのは周知の事実だとは思いますが、
その中のレベル1より
「報告書管理ファイル及び各フォルダ管理ファイルを使用」と言う一文があります。
この管理ファイルがXMLと言う言語で書かれてるファイルです。
それでXML等電子納品に非常に詳しい当研究会所属の熊本建設コンサルタント(以下:熊建)の
小林さんに色々と相談にのってもらってるうちにこのソフトを考え付きました。
しかしながらまだα版ですのでバグもありますし、制限もあります。
しかも今後作りこんでいくかはまったくの未定です(^^;。
では、簡単にソフトの説明をしていきます。
このソフトの特徴は選んだフォルダの構造をXMLとDTDの二つのファイルで出力します。
DTDファイルとはXMLの構造を定義したファイルです。
実際に画面で説明しますと、
まず、@でドライブを選択し、
Aでフォルダをダブルクリックで選択します。
Bでプログラム(適当XML.exe)がある場所にindex.xmlと
index.dtdが作成されます。
同名ファイルが同じ場所にあると上書きされるので注意してください。
出力されましたらindex.xmlをダブルクリックで起動してみてください
私がはじめた見たパソコン、それは中学生の時に出会ったNECの「PC-8801Mk2」でした。
1983年11月に発売されたパソコンで、当時のパソコンにハードディスクなどなく、
5インチのディスクから"信長の野望"を立ち上げて遊んだのを覚えています。
当時からここ8、9年前までは、NECのパソコンというのもは「国民機」といわれるほど
日本の市場の9割以上を閉めるシェアを誇っていましたが、
最近ではNECのパソコンはめだたなくなりました。
一昔前までは日本ではNECの規格と、IBMの規格のPC-ATという、2つの企画がありましたが、
最近のパソコンの主流はPC-AT互換機と呼ばれています。
今回はこの「PC-AT互換機」というパソコンについて書いてみようかと思います。
むかしむかし
現在のパソコンの形(ディスプレイがあって、本体があって、キーボードがあって…)が
出来上がったのは1977年で「apple社の AppleU」です。
これがアメリカで爆発的に売れ、パソコンの有用性が広がりました。
79年インベーダーゲームが流行した年、NEC製のパソコンPC-8001が産声を上げます。
国産初のパソコンです。
このころ、IBMがパソコン市場への進出をはじめました。
当時のパソコンにはメーカー各社がばらばらの規格で作っていた為、
データの互換性が無いのが問題でした。
ソフトもハードもメーカーオリジナル、といった感じで、
データのやり取りが大変やりにくかったのです。
現在のGISエンジンのような感じですね。
この互換性の問題があったため、
日本でいち早く浸透した NEC製のパソコンは日本の市場を独占することとなります。
世界標準
しかし、84年、IBMが自社の規格を公開したため、
同じ仕様でパソコンを作り始める企業が出てきました。DELL、GATEWAY、COMPAQなどです。
このIBMの規格に合ったパソコンを「PC-AT互換機」といいます。
日本の企業はエプソンがNEC互換、
富士通が独自の規格でパソコンの製造をはじめました(FM-TOWNS)。
ちなみにAPPLEはこのころから自社企画を保っています(Mac)。
90年日本IBMは「PC-DOS verJ4.0/V」、通称「DOS/V」を発売しました。
これを機に国産のパソコンでしか扱えなかった日本語を
海外のパソコンなどでも使えるようになったのです。
これを機に超定価のパソコンが輸入され始め、国内でもPC-AT互換機のシェアが高まり、
NECや富士通などの国内メーカーは価格を下げざるを得なくなりました。
盛者必衰の理
やがて、IBMの仕様が世界標準規格となってくると
PC-AT互換機の勢いが強まってきます。
それとともにOSも進化し、Windows3.1が誕生しました。
Windows3.1の恩恵でデータの互換性が取られるようになると、
いよいよ国内メーカの規格は意味を無くしてきます。
価格は高く、互換性が無い。
ビル・ゲイツは当時の日本製ハードディスクを「金塊の塊」とまで評したそうです。
1993年、NECに完全にシェアを離されていた富士通がシェアの奪還を目指し、
自社の規格で製造していたFM-TOWNSを捨ててPC-AT互換機の製造をはじめました
(FM/V)。
FM/Vが記録的に売れ、企業や学校にはPC-AT互換機が増え始めました。
PC-AT規格にあわせた為海外で作られたパーツを使用することができたことによる
製造コストの縮減とNECとのシェア争いによる低価格化により、
ついにはこれまでの半値以下の価格を提示し、国内No1のシェアを奪うことになります。
世界でPC-AT互換機で無いパソコンはAppleのマッキントッシュと
NECのPC-98だけになりました。
この時点でPC-98の意義がなくなってしまい、
ついには97年NECもPC-AT規格を取り入れたNXシリーズに移行しましたが、
NXシリーズは PC-AT規格と違いISAバスを搭載していないことやDOSをサポートしていないなど、
いわゆるアーキテクチャがPC-ATと違うので、PC-AT機とはいえないでしょう。
事実、ハードウェア、ソフトウェアの対応機種などの欄には
「PC-AT互換機 PC98-NXシリーズ マッキントッシュシリーズ」
というふうにPC-AT互換機と分けて表記してあります。
PC-AT互換機
今現在発売されているWindowsがインストールしてあるパソコンは
「NEC NXシリーズ」と「PC-AT互換機」というものに分かれます。
まとめると PC-AT互換機というのは、「IBMが仕様を公開し、
後に世界標準規格となったパソコンの仕様に準じたパソコン」ということです。
私が過去NECのパソコンを使っていて一番困ったことは、「PC-AT互換機に乗り換えたときに
ソフトを1から買いなおさなくてはならない」ということでした。
それ以来これから先、完全な互換性が無いNECのパソコンは絶対に使わないと誓いつつも、
この記事を書いている会社のパソコンはNXシリーズだったりして…。
株式会社タイセイプラン 瀬野 賢一